健康寿命を延ばすための対策

超高齢化社会が進む日本において、健康寿命を延ばすことは、個人にとっても社会にとっても非常に重要な課題です。健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のこと。その健康寿命を短くしてしまう要因の一つに「フレイル」があります。フレイルとは、加齢とともに心身の機能が低下し、健康な状態と要介護状態の中間にある状態のこと。例えるなら、「ちょっとしたことで体調を崩しやすくなった」「以前より疲れやすくなった」といった状態です。しかし、フレイルは適切な対策を行うことで、進行を遅らせたり、改善したりすることが可能です。健康寿命を延ばすためには、フレイルを予防し、早期に発見して対策を行うことが大切なのです。

フレイル予防の3本柱は、「食事」「運動」「社会参加」です。まず、食事では、バランスの取れた食生活を心がけ、特にタンパク質を積極的に摂取することが重要です。肉、魚、卵、大豆製品などをバランス良く食べ、筋肉量の低下を防ぎましょう。運動は、筋力トレーニングと有酸素運動を組み合わせることが効果的です。スクワットや腕立て伏せなどの筋力トレーニングで筋肉を鍛え、ウォーキングやラジオ体操などの有酸素運動で心肺機能を高めましょう。そして、社会参加は、地域活動やボランティア活動に参加したり、趣味のサークルに参加したりすることで、心身の健康を維持する効果があります。誰かと話したり、一緒に活動したりすることで、孤立を防ぎ、認知機能の低下を予防することができます。これらの3つの要素をバランス良く取り入れることで、フレイルを予防し、健康寿命を延ばすことができるのです。